SESのエンジニアは紛れもない奴隷だからね

SES業態の零細企業でエンジニアが仕事を選ぶことは出来ない―

当然のことです。何次請けか分からない案件の面談に行く時点で人身売買であり、それはもう近世ヨーロッパの奴隷貿易そのものです。

さて、SESのエンジニアは面談というとても精神的苦痛を伴う、奴隷品評会のような時間を過ごす必要があります。面談に合格すれば現場入場ですが、落ちれば他の案件の面談に行って、また同じような奴隷品評会に出展されるわけです。この面談に合格する前に、入場拒否する権利はこちらにあるのですが、営業に断るように言うと、これまた面倒になります。今回は、どれくらいややこしくなるのかを紹介します。

奴隷として出荷されるエンジニア

面談=奴隷品評会

例外はありますが、SESのエンジニアなら何度か経験すると思います。面談については世の中に星の数くらい記事があるので、内容は任せますが、簡単にポイントをピックアップすると以下の様な感じです。

  • スキル(使える言語、各フェーズの経験)
  • 会話が成り立つか(挙動不審じゃないか)
  • 精神と身体の耐久力(ボロ雑巾のように使っても大丈夫か)

ぶっちゃけるとこの三つです。若手に対してなら伸びシロがありそうかを「将来どうしたい?」みたいな質問をしてきます。ベテランに対してであれば「こういうことも求めてます」みたいな質問もします。要は、奴隷が単価以上の働きを見込めるかを確認しているわけです。中には圧迫もあります。ちなみに、これは私が考えたのではなく、プロパーと仲良くなって直接聞き出しました。

面談後

先にエンジニアが退出するように言われて、とりあえず出ていきます。営業だけ残ってその場で合格を貰う場合もありますが、結果は翌日になればほとんどわかります。で、案件内容に関わらず、合格すれば奴隷として出荷されるわけです。

SESのエンジニアに拒否権は無い

「はい」か「イエス」以外の回答を求めない

前時代的なことだと思う人が多いと思いますが、IT業界、特にSESのエンジニアには不文律で存在します。IT業界にいるのに精神論や体育会系の文化を強要されるのです。

例えば、SESで元請けの現場に入場した時に、プロパーから作業依頼が来ます。入場時にスキルを教えてるので、プロパーもある程度理解した上で仕事を振るのですが、予算都合上、スキルと見合ってない仕事を振る場合が多々あります。「いやいや、それやったことないので出来ないです」なんて回答すると、最悪の場合は一発退場です。出来なくてもやる、出来るまでやるのが大前提です。

業界柄そういう風土なので、どんな現場に出向になってもエンジニアには拒否権はありません。プログラミングしたくてこのIT業界に入ったのに、数年経ってもテストしかさせて貰えないエンジニアなんて何人もいます。

現場入場を拒否すると営業から脅される

取りあえず面談を受けて合格して、入場してみたら実は開発フェーズじゃなくてテストフェーズでしたの場合も多々あります。要はテスト要員が欲しいのだけど集まらないから、開発人員募集しておいて、実際は開発させる気は無いという場合です。だってテストなんてしたい人は居ないですからね。

それが面談前に発覚したので、営業に電話で入場拒否を伝えたところ、「わかった。じゃあ俺は営業担当外れるから、自分で仕事探して来て」と言われました。こういう経験したSESのエンジニアは多いかもしれません。実際に私の周りにも同じ経験をした方が何人もいました。営業からすれば、言う事を聞かないエンジニアは、脅せば嫌でも言う事を聞くと思っています。

営業はエンジニアを無理矢理入場させたいだけ

営業のやり口は分かっていたので、私は逆手を取って「わかりました。自分で仕事を探します。ただ、自分で仕事を探すとなると、会社に在籍する意味が無いので退職します。今までありがとうございました。」と言って電話を切って着信拒否しました。

すぐさま技術部長に電話で退職する旨を一方的に通告し、同じく着信拒否。しばらくすると社長から着信があり、「流石にそれは勘弁してくれ。今回だけ譲歩して。あと着信拒否は可哀そうだから解除してくれ。」と言われました。まあ、小さい会社ですし、社長まで出て来たら仕方ないなと思ったので、1ヶ月限定でテストフェーズに入場した経験もあります。

まとめ:結局のところ奴隷は拒否権がないのである

やはりエンジニアには拒否権がありません。辞めるというのをチラつかせても良いですが、極論言えば、SES業態で働くことを避けることをオススメします。結局は奴隷でしかないので。