【将棋】第88期棋聖戦五番勝負第4局【羽生棋聖防衛で棋聖10連覇】

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本日、88期棋聖戦が新潟県新潟市で行われました。第3局までは羽生善治棋聖2勝-挑戦者斎藤慎太郎七段が1勝です。タイトル保持者の羽生棋聖が防衛か、斎藤七段が勝ってフルセットになるか注目の一戦です。

live.shogi.or.jp

藤井聡太四段の連勝記録が途絶えたとは言え、羽生善治棋聖が七冠を達成した当時と同じくらい、将棋が世間に注目されていると思います。藤井四段も凄いですが、羽生棋聖もまだまだ第一線で活躍されています(現在、棋聖・王位・王座の三冠保持)。

本シリーズの勝敗

第88期棋聖戦五番勝負をおさらいします。

【第1局】対局場:ホテルニューアワジ(6月1日)

  • 先手:斎藤七段ー後手:羽生棋聖
  • 結果:110手まで羽生棋聖の勝利

開幕戦はホテルニューアワジです。

www.newawaji-hotels.com

将棋のタイトル戦では超有名です。最近注目されているプロ棋士の将棋めしは、羽生棋聖がきつねうどん(おにぎり2個つき)、対する斎藤七段は淡路島牛丼(淡路牛と淡路島産玉ねぎを使用した牛丼)をそれぞれ注文していました。羽生棋聖は定跡通りホテルニューアワジでうどんを注文されていました。ちなみに、ホテルニューアワジではタイトル戦で棋士に昼食やおやつの希望を聞いて、どんなオーダーを求められても、必ず応えるようにしているとのことです。

戦型は将棋の純文学と言われている相矢倉で、序盤は定跡通り進行でしたが、中盤の力線模様から最終的に互いの玉が丸裸の状態になり、先手が後手玉を追いかけるも捕まらず投了でした。

少し面白かったのが、斎藤七段がおやつに手を付けないという事態に。真剣勝負中の相手の目の前で、おやつをもぐもぐするのが失礼ではないのかと気を遣ったとのことで、斎藤七段の人柄が垣間見えた一局だったと思います。

【第2局】対局場:ホテルフォレスタ(6月17日)

  • 先手:羽生棋聖ー後手:斎藤七段
  • 結果:125手まで羽生棋聖の勝利

第2局は愛知県豊田市のホテルフォレスタでの対局。

www.forestahills.jp

リゾートホテルとして有名なところです。ここもタイトル戦の場としても有名なところですね。昼食は羽生棋聖がにぎり寿司(赤だし・茶碗蒸し・メロン)、斎藤七段が牛ヒレカツカレーでした。

対局の方はと言うと、戦型は最近流行の角交換です。藤井聡太四段が好んで使う戦法ですね。後手玉は右側に寄せましたが、これも結構見かける形です。横歩取りが大流行していた1年前と比べると、右玉がプロの間で流行するとは思いませんでした。後手斎藤七段からの仕掛けで、端から先手玉を攻めましたが、攻めが切れた時に一気に先手羽生棋聖が後手玉を寄せに行きました。プロ棋士同士の対局はこういうのがあるから面白いですね。第2局時点で羽生棋聖が2勝して、防衛に王手になりましたが果たして。

【第3局】対局場:沼津倶楽部(7月1日)

  • 先手:斎藤七段ー後手:羽生棋聖
  • 結果:109手まで斎藤七段の勝利

羽生棋聖の防衛まであと1勝となった第3局は、静岡県沼津市の沼津倶楽部での対局。

numazu-club.com

これまたとても高級旅館で、タイトル戦の対局場としても有名です。昼食は羽生棋聖が海鮮丼、斎藤七段がカツカレーでした。斎藤七段はカツカレー連投です。

対局は後手羽生棋聖が四間飛車で藤井システムを採用しました。藤井システムとは、振り飛車党で有名な藤井猛九段が編み出した戦法で、その強烈な破壊力を持って竜王位を獲得されました。ちなみに、藤井九段曰く、藤井システムを一番使いこなせるのは羽生棋聖だそうで。

対する斎藤七段は居飛車穴熊を採用し、徹底抗戦の構え。終盤まで羽生棋聖有利に進みますが、斎藤七段が79手目に指した▲7三金が強烈な一手で、一気に形勢逆転とし、そのまま斎藤七段が初勝利。これで斎藤七段が1勝をあげましたが、まだ羽生棋聖が防衛王手の状態なので気が抜けません。ここまでが第3局までのおさらいです。

第4局は新潟県新潟市の高島屋で開催

  • 先手:羽生棋聖ー後手:斎藤七段
  • 結果:127手まで羽生棋聖の勝利

第4局の対局場は新潟県新潟市の高島屋です。

www.takasimaya.co.jp

高島屋も棋聖戦で過去に何度も開催されたことがあります。昼食は両者ともに天ざるそば、おにぎり2つ(鮭、梅)をオーダーしています。

本局はシリーズを通して初の横歩取りになりました。横歩取りは1年くらい前にプロ棋士の間で大流行し、現在も多くのプロ棋士が横歩取りを採用しています。序盤から羽生棋聖有利で進行し、斎藤七段は終始苦しい戦いを強いられながら諦めずに粘ります。両者秒読みになり、白熱した終盤戦を繰り広げましたが、あと一歩、斎藤七段が力及ばず投了。

防衛した羽生棋聖は棋聖10連覇棋聖獲得通算16期で大山康晴十五世名人と中原誠十六世名人に並んで棋聖通算獲得数1位タイ記録です。

尚、本日の棋聖戦の棋譜は棋聖戦中継サイトから確認出来ます。

  • 棋聖戦中継サイト

live.shogi.or.jp