年金制度ってのは止められないけど続けるしかない

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先日、某講演会で聞いてきた話で、年金制度についてのトピックがありました。貰えるとは思ってないので話半分に聞いていたのですが、聞き終わって反芻してみると、政府のやってることは見切り発車の自転車操業なんだろうなと。ただ、解決出来る方法はあるみたいですね。今日はその話です。いつもいつもMLMの記事ばかりではありません(笑)

年金の仕組み

年金の種類とか制度とかは先人に託すとして、年金の仕組みについて簡単に説明しようと思います。給料から国民年金やらで天引きを食らってるサラリーマンは日本全国どこにでもいます。サラリーマンではなく、個人事業主でも年金を払わないといけません。その前に年金を支払う?って意味が分からないと思います。

年金を支払う人・受け取る人

年金とは貰うお金だと思う人は多いです。確かに合ってますが、支払う人が存在するから成り立っています。定年退職後に年金受給が可能なのは、働いている人が納税しているからなのであって、決して貯めておいたお金ではありません。それは退職金です。退職金が無い会社は増えて来てますけどね。年金受給者は人からお金を貰っているのです。そして支払っているのは労働者で、年金受給額が少ないからと元気に文句を垂れているのであれば、定年退職後にバイトでもして頂きたい限りです。

年金制度は辞めるに辞められない

年金受給額が少ないとか何とか

日中、我々が汗水垂らして仕事をして稼いでいるお金の一部は毎月国に持って行かれ(納税)、定年退職した人に分け与えているのが年金です。つまり、労働人口が多く、年金受給者が少ないと、1人当たりの年金受給額は増えます。しかしながら、年金受給者が多くなると、1人当たりの年金受給額は減ります。年金受給額を増やそうとなると、労働人口を増やすか、税金を増やすかどちらかです。2000年代初頭、年金受給額が減るだの、今までより少なくなるだのメディアで取り上げられていましたが、これは労働人口が減っているから、年金受給額が減る→そうだ!増税しよう!とかいうことでした。

例えば、年金を貰う人が1人、支払う人(労働者)が10人居たと仮定します。受給額は月額は10万円とした場合、1人1万円支払えば受給額10万円は達成されます。しかし、年金を貰う人が3人、支払う人が8人、受給額1人あたり10万円とした場合、8人で30万円支払う必要があります。年金を貰う人が5人に増えた場合、支払う人は6人で、毎月1人当たり10万円となると、労働者6人で50万円支払うということになります。

上記の例え話の場合、受給者と労働者の合計人数は変化していませんが、これは人数が少ないからオーバーな話だと感じる人もいるでしょう。しかしながら、日本全体でこの状態です。団塊の世代が一気に退職したので、労働者人数が一気に減り、受給者人数が一気に増えました。1人の年金受給者を大勢で支えるのは問題ありませんが、受給者が増え労働者が減り続けている今日では、大勢の年金受給者を支えることが困難な状態です。

年金受給者が増えている理由

これは明快です。寿命が延びたということに尽きます。医療の発展のおかげです。年金と言う仕組みが出来た時は、60歳くらいまで生きる人なんてあんまり居ないだろうと考えられていました。しかしながら、戦後間もなくと比べて医療の発展や生活質の向上によって日本人の寿命が延びました。その結果、受給者は減らないどころか増える一方になってしまいました。長生きするのは問題ありませんが、少し長生きし過ぎなのが今の日本の現状です。長寿大国とか言ってる場合ではありません。

政府が年金受給の年齢を引き上げるのは妥当な政策、だって元気じゃん

政府の政策は妥当です。寿命も延びましたし、60歳超えても元気な人は大勢います。平日の昼間にジムに行ってみて下さい。おじいちゃんおばあちゃんばっかりです。元気にトレーニングしています。まだまだ働ける元気な体を持っています。コンビニに行っても70歳くらいのおじいちゃんおばあちゃんが若者よりハキハキしてアルバイトに勤しんでいる姿を見ると、会社員としても全然働けます。定年引き上げることは致し方ないと思います。一緒には働きたくないですが。

崩壊していると言われてるなら何故年金制度を辞めないのか

辞めるに辞められないだけです。「自分も定年退職したら年金欲しいから年金ストップとか有り得ない!若い世代頑張れ!」みたいな風潮もあります。やめて欲しいですね。一度走り出して辞められなくなったというのが実情です。受給年齢を制度開始当時の見積りで設定してしまったのと、医療の急速な進歩を見通すことが出来なかったのは仕方ありません。仕方ないので、受給年齢を引き上げるしか無いのです。もし受給年齢を引き上げない場合、受給者は増え続け、今の日本の労働人口では年金制度を支えることが非常に困難です。

こんなの絶対に後から生まれた人間が不利だろ!

そうですね。そういうもんなのです。人間は自分のことしか考えてません。根底にある潜在意識では最終的に自分さえ良ければ良いと思ってます。「最近の若者は~」なんてフレーズも、自分の事しか考えていないということを証明しているのと変わりありません。

もし、道路に飛び出した見ず知らずの子供を身を挺して助けることが出来ますか?恐らく、「助ける」という人は多いかもしれませんが、実際にその場面に遭遇した時に何人が行動に移せるでしょうか?0人に限りなく近いです。むしろ0人だと思います。

今現在、世の中では法律だけでなく、色々な仕組みやシステムが存在します。それらは全て作った人間が有利になるように作られているのであって、世の中を救済しようだなんて1ミリも考えられていません。だって自分さえ良ければ良いと思っている人間が国のトップに立っているのですから。

まとめ:結局、こういう話になるとMLMに勧誘される!

まあその通りです。こういう切り口で「年金はアテにならないから今からもう一つの収入を作ろう!それも、労働収入じゃなくて権利収入を」と言って来ます。頭おかしいです。最後に、年金の仕組みをまとめます。

  • 年金が受給できるのは働いている人がいるから
  • 年金は受給者(おじいちゃんおばあちゃん)と支払う人(労働者)がいる
  • 受給者が増える場合、1人あたりの受給額は減る
  • 労働者が減る場合にも、1人当たりの受給額は減る
  • 受給額を増やすには労働者を増やすか増税するしかない
  • 現状の日本で労働者を増やすには受給年齢と定年を引き上げるしかない

ざっとこんな感じです。