まだMLMなんてやってるの!?モデーアのワンダーランドから脱出できない愚かな元友人の話

しばらく連絡を取ってない友人から久しぶりに電話に着信がありました。正確には幼稚園から高校まで付き合いが長く、毎日の様に一緒に遊んでた友人だった人ですが。「友人から久しぶりに連絡が来る」=「うわ、絶対何かある」と思います。ネットワークビジネスのあるあるですね。正にその通りで、何かありました。ちなみに、友人だった人はモデーアのディストリビュータで、以前にもモデーアに勧誘されたことがあります。もちろん、ブラインド勧誘です。

モデーアのワンダーランドという合法詐欺的集団

ワンダーランドとは

ネットで検索するとウジャウジャ出てきますね。詳細はそちらに任せませす。簡単に説明すると、独立できる保証が無いのに頑張っている哀れなディストリビュータが、合法詐欺的な手法で稼いでる師匠(アップライン)に、MLM(ネットワークビジネス)の知識が無い人を紹介して、洗脳しつつブラインド勧誘でサインさせるという姑息な集団です。そして高額な買い込みをさせていて、被害者は後を絶ちません。いわゆる、悪徳マルチに最も近いと個人的に考えています。

ワンダーランドの中にもグループがある

ワンダーランドと言う巨大グループの中にも幾つかグループがあります。ワンダーランドのディストリビュータたちは、グループごとに特色があるとか何とか言ってますが、毎月の高額な課金額がグループによって異なるだけで、本質的には大差はありません。ブラインド勧誘してサインさせるだけの合法詐欺です。モデーアによるとブラインド勧誘はコンプライアンス違反ですけどね。私が会ったことのあるワンダーランドのディストリビュータは何人もいますが、最高額は毎月10万円のオートシップを喜んで払っている女の子でした。今も喜んで毎月10万円払っているらしいです。平均価格帯としては7万円くらいが一番多かったです。

ワンダーランド内に存在するグループの共通点

先述した通り、ワンダーランド内にグループが幾つかありますが、本質的には大差がありません。共通していることはこんな感じです。

  • 毎月高額な支払い(平均約7万円)
  • 人生の師匠(笑)がいる
  • 師匠のいう事は絶対(宗教の教祖として崇めている)
  • 師匠から教わった『金持ち父さん』をバイブルと錯覚している
  • キャッシュフローゲームに誘いたがる
  • ブラインド勧誘は普通
  • 情報を売っていると言い張る
  • 人の話を聞かないで、とりあえず師匠に会わせたがる
  • 勧誘のために飲み会や合コンをガンガン開催している
  • ディストリビュータ主催の催し物に行くとニックネームを付けられる
  • 一人暮らしか実家暮らしかを気にする(親がいると面倒なので)
  • お金を持ってない

もっと色々ありますが、私が経験したのはこれくらいですね。師匠とかいうキーワードが出て来たら怪しいと思って下さい。合法詐欺を行っている教祖みたいなもんです。『金持ち父さん』やキャッシュフローゲームは他のMLMでも普通に使ってるのでモデーアでは無いですが注意が必要です。個人的な感想ですが『金持ち父さん』は読み物としては勉強になりますし、キャッシュフローゲームは面白いです。

さて、話を戻しますが、上記に全て当てはまるようなコテコテのワンダーランドのディストリビュータになってしまった友人だった人から2年振りくらいに連絡がありました。仮にSくんとします。「ご飯でもどう?」と一言だけです。しばらく連絡を取ってなかったのと、モデーアを続けてるのかも気になっていたので会うことにしました。

MLMには人を変える魔法がある!

久しぶりに再開したら見違える程すごい変わってた!

とある土曜日の19時ごろに浜松町駅で待っていると、待ち合わせ時間丁度くらいにモデーアのワンダーランドにどっぷりハマってしまったSくんと再開。見た目は全く変わってませんでした。以前あった時は健康的な体型でしたが、少し痩せたかなと言う印象です。モデーアのサプリメントのおかげでしょうか。髪型はばちっと決めてオフィスカジュアルな服装で仕事モードな感じです。「おお!凄い仕事出来そう!」な見た目になってました。でも今日は休日なのにね。「久しぶりだね~」とか「元気してた~?」とか他愛の無い会話を少し話して、「ご飯どうしようか?」と聞くと、「あ、この後、21時から予定あるから...」と言われました。少し痩せた原因はアポ続きですか。そして髪型とオフィスカジュアルな服装は次のアポのためですか。

これですこれ。土曜日の21時から予定が入ってるのに、19時からご飯ってのも不思議な話です。久しぶりに友人と再開したら終電ギリギリまで話したり、徹夜で飲み明かしたりすると思いきや、2時間だけで何か済まそうとしてます。しかしながら、対ネットワーカー百戦錬磨の私です。Sくんの21時からのアポに気を遣い、「じゃあ喫茶店でいい?」と言って最安のコーヒー1杯が1000円以上する静かな喫茶店に誘導しました。メニューを見てSくんは一瞬だけ顔が引きつります。ですが、一度入って水もおしぼりも出てきて、私がすぐに店員さんを呼んでオーダーしたので今更引き返せません。Sくんはメニューの隅々を見て一番安いのを注文します。この喫茶店最安の1080円のコーヒーです。この時点でカンの良い人は気が付くと思います。Sくんがお金に困ってると言う事に。

久しぶりの再会がアポになった

元ディストリビュータなので、ディストリビュータの心情くらいはお見通しです。むしろその辺にいる全く成果の出てない底辺末端ディストリビュータとは経験したアポの質が雲泥の差だと自負しています。Sくんに会ってから5分も経過しないうちに、久しぶりの再会を喜ぼうと言う予定から、アポに意識を切り替えます。

まずは相手に質問を促す空気を作ります。「最近どう?」というキーワードを相手に言わせる雰囲気を作ります。簡単です。こちらが沈黙を保つだけです。私は敢えて静かな喫茶店を選択しました。土曜日の夕食の時間帯なので他のお客さんもいません。この店は土曜日の夜に営業しない方が良いんじゃないかと心配します。レベルの低いネットワーカーは沈黙に耐えきれません。しかも多くの日本人は沈黙による恐怖を知っています。それを上手にコントロール出来れば、イケイケドンドンのハイテンションなアポじゃなくてもイニシアチブを取ることが出来ます。

Sくんは平凡なディストリビュータの様に沈黙に耐えられず「最近どう?」と切り出します。予想通りですね。ここで近況をベラベラ話すのはナンセンスです。むしろネットワーカーに隙を晒すのと一緒です。実例を交えて魔法の言葉を皆さんに提供します。

Sくん「最近どう?」

私「ん?いやまあ別に普通だけど、Sくんは最近どう?土曜日なのにバッチリ決めてるから、何かあったの?

近況を聞かれてもまともに答えずに、逆に質問でカウンターします。普通の会話の流れ的には相手が答える番です。しかも「土曜日なのにバッチリ決めてる」と「何かあったの?」がミソです。相手に興味を持って質問すれば、相手は答える他ありません。答えられないという事は言いたくないこと、隠したいことがあるからです。男友達の間でデートを隠す人はそうそう居ませんし、土曜日出勤してたら休出してたことを言えば良いだけですが、Sくんは「ちょっと用事があるから」と言って濁しました。この瞬間、Sくんにとって私はすごいやりにくい相手でしょうね。

恐怖のアポ開始!

さて、Sくんはしょっぱなからカウンターを食らってしまったわけですが、これは序章に過ぎません。答えにくいと思われる部分をいきなりエグリます。

私「そういえば、今もネットワークビジネス頑張って活動してる?」 

Sくんは少しビクっとしました。単刀直入な質問です。これがにぎやかな喫茶店なら宝塚歌劇団主演の様に声を張り上げてましたが、静かな喫茶店なので声のトーンは普通です。イニシアチブが取れないネットワーカーに単刀直入に質問すれば、相手はペースを乱します。

Sくん「いやまあ続けてる。」

私「おお!凄いじゃん!じゃあもう毎月何十万と稼いでるんじゃない?」

Sくん「うーん、もうちょっと時間かかるかなあ。」

私「凄いなあ~思切って上場企業の営業マン辞めた甲斐があったじゃん」

Sくん「まあそうかな...」

凄く答えにくそうです。そりゃそうです。4年前、私をリクルートしようとした時に、「2年経ったら月50万円くらい稼いで独立する」と目をキラキラさせながら豪語してたSくんは、年収500万円超の上場企業の営業マンを入社2年目の6月で辞めて、毎日定時で帰れる小さな会社のアルバイトで働いてますから、今も。もう少しだけ鋭利な言葉でエグリます。

私「あーあ、あの時Sくんについて行ってたらなぁ...」

Sくん「あの時一緒に着いて来てくれてたら、もう二人とも独立出来てたと思うよ!」

私「マジかあ。でも今からじゃあもう遅いよね。仕方ないから俺はせっせと肉体労働するよ。」

 4年前の過去を少し掘り返しつつ、Sくんに少し希望を持たせます。敢えて肉体労働というキーワードを使い、底辺ネットワーカー丸出しのSくんを釣ります。案の定、バカなネットワーカーと化しているSくんは見事に釣られます。超高学歴のエリート営業マンの面影はありません。

Sくん「今からでも大丈夫だよ!一緒に頑張ろうよ!師匠すぐ近くに呼んでるからさ!」

はい、本音を頂きました。本当にありがとうございます。しかも師匠まで近くに呼んでるってどんだけ必死なんでしょうか。というか、4年もディストリビュータやってて一人でクロージング出来ないんでしょうか。私はディストリビュータとして活動するにあたって自分でプレゼンして失敗を繰り返しつつ、時間はかかりましたが自分の力でお客さん集めましたよ。Sくんの4年間は一体何をしてたのでしょうか。比べるのは良くないですね反省します。

金をドブに捨て続けて喜ぶ愚かなネットワーカー

私「あー、やっぱりそれが今日の目的?」

Sくん「...」

うーん、この。だから底辺末端のディストリビュータは面倒です。ネットワーカーが嫌われる理由にもなります。完全にブラインド勧誘です。面倒になってきた私は少し踏み込んだ質問をします。

私「まあいいや。もう結構稼いでるの?もうちょっとで独立出来そうなんだよね?」

Sくん「うーんと、もうちょっとで結構な稼ぎになる」

私「具体的にはどれくらい?」

Sくん「...」

案の定、Sくんは全く稼げて無いみたいで、沈黙してしまいます。私はこの沈黙を利用して、こちらから一切口を開きません。Sくんは凄く居心地が悪そうな様子です。沈黙の恐怖と言うものは利用すればかなりの効果があります。

さて、Sくんは毎月5万円のオートシップを4年間続けています。合計はいくらでしょうか?そうですね。12ヶ月*4年*50,000円=2,400,000円です。240万円あればファーストクラスで海外旅行に行けますね。ネットワーカーにこんなこと説明しても無駄なので、説明しなくて大丈夫です。このブログ見せれば良いと思います(宣伝)。

Sくんは「でももう少し頑張ったら本当に自由な時間とお金が手に入るから一緒に頑張って欲しい!」と言い続けます。それが一番聞きなく無かったです。そりゃ、私の支払った金がSくんに入るだけで、Sくんは喜ぶでしょうが、モデーアの製品を好ましいと思っていない私にとってゴミ同然のモノを買っても意味がないどころか、家にゴミが増えるだけです。

このままSくんと一緒に居ても建設的な話は無さそうですし、師匠呼ばれたら面倒なので、「じゃあね」と一言だけ残して、お会計をするために伝票を持って勝手に二人分の会計をして店を後にしました。まあ、Sくんはどうせお金持ってないですからね。友人として最後の施しです。しかし、今回ばかりはSくん自身の金のためだけに私を呼びつけたので、もう友人ではありません。

モデーアから脱出する方法はあるのか?

Sくんは4年もモデーアのワンダーランドで頑張っています。結果は伴ってませんが。Sくんは完全に洗脳されてるので仕方ないですが、中には脱出したいのに脱出できない人もいます。その理由を説明します。

ルームシェアしている

高額なオートシップのため東京都内で一人暮らしが不可能に近くなります。そのため師匠からルームシェアしなさいと半強制的に勧められます。モデーアのワンダーランドのグループメンバー同士でルームシェアすることで、師匠の住んでいる近くのアパートに住むわけです。師匠は信者たちの高額な支払いのおかげで、コミッションは潤沢です。なので、都内の高級マンションにのうのうと暮らしています。その近くのアパートとなると、ワンルーム10万円でも安いくらいです。それをルームシェアして安く抑えようとしています。

そしてルームシェアのメリットとして、相互監視があります。

  • セミナーやイベントをサボらないように監視
  • 他のネットワークに逃げないように監視
  • 余った商品を転売していないか監視

どう考えても師匠のメリットしか考えられません。他にも色々ありますが、他のメンバーが怪しい動きをしたら師匠に密告します。密告されるのが怖いので従順にルームシェアして模範的なモデーアのワンダーランドメンバーとして過ごすしかありません。もし変な行動を起こせば師匠に異教徒として裁かれ、他のメンバーから総叩きを食らいます。魔女狩りです。そうなると、家を追い出され、路頭に迷うしかありません。

支出ばかりで引っ越しが出来ない

「引っ越ししてモデーア辞めれば良いのでは?」と思う方も多いかもしれませんが、不可能に近いです。飲み会や合コン、週末のイベントやセミナー代などでバンバンお金を使うので、お金が全然溜まりません。主催者は師匠なので師匠だけが儲かります。師匠は「これは未来への投資だよ」という意味不明なことを言いますが、愚かな信者は目を輝かせながらお金を払います。誰がどう見ても完全なる支出です。お金が溜まらないので引っ越しも出来ません。

まとめ

結局のところ、Sくんは全然ダウンが出来なくて、古い友人をもう一度辿ってるみたです。他の友人もSくんから連絡があったみたいですが、無視してるとのことです。私だけがSくんに会ったみたいで「Sくんと会ったの?何?聖人か何か?」と冗談めいて言われました。Sくんに少しだけまともな感覚、と言うよりか、人の話を聞く余裕があれば、救いの手を差し伸べたのかもしれませんが、時間はもとには戻りません。モデーアのワンダーランドの師匠にとって都合のいい仕組みが出来上がってしまっているので、脱出したい人もいるかもしれませんが、正直なところ難しいのが現状です。